雨漏りの原因は窓だった!?先進的窓リノベ事業(補助金)を活用した窓リノベ

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雨漏りの原因は窓だった!?

ある日、お客様から「部屋の雨漏りがひどいので見てほしい」とのご相談をいただきました。お伺いしてみると、窓が古いつくりで、そこから雨漏りが発生していることが判明しました。古いつくりのお家ではこのようなことが良く起きます。このお家では、窓の周りに透湿防水シートや防水テープが張られていなかったため、雨水が侵入していたのです。

窓リノベの取り組み

私たちは、以下の手順でリノベーションを行いました。

  1. サッシを樹脂サッシに取り替える
    雨漏りの原因となっていた古い窓を取り外し、最新の樹脂サッシに取り替えました。樹脂サッシは気密性と断熱性が高く、雨漏り防止に効果的です。
  2. 透湿防水シートと防水テープを張る
    新しい窓を取り付ける際に、透湿防水シートと防水テープをしっかりと張り、雨水の侵入を防ぎました。
  3. 外壁の張替え
    本住宅では外壁の劣化も激しく、雨漏りの要因になってしまっていたため、外壁の張替えも行いました
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外壁や窓周りに経年劣化が見られ、窓周りには黒ずみやカビが発生していました。

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新しい樹脂サッシと防水処理で、外壁も綺麗に整い、全体がすっきりとした印象に生まれ変わりました。

古い窓を最新の樹脂サッシに替え、透湿防水シートと防水テープをしっかり貼ることで、雨水の侵入を防ぎました。また、ペアガラスを採用したことで、断熱効果が大幅にアップし、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるようになりました。これにより、冷暖房費も節約できます。さらに、古い家でよく見られる結露も防止でき、窓周りのカビや腐食の心配もなくなりました。今回のリノベーションで、お客様の生活環境が大きく改善され、快適な暮らしを実現しました。補助金を利用して、これらの効果をお得に得られたのも大きなポイントです。

窓リノベの効果や注意点

窓のリフォームを行うと、住宅の機能が大幅に向上する効果が期待できます。リフォームに踏み切る際には、具体的にどのような効果が得られるのかを詳しく理解しておくことが重要です。メリットだけでなく、デメリットについても十分に把握しておく必要があります。今回は、窓リフォームの効果とともに、そのメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

窓リノベの種類と効果

窓リノベでは「光熱費の節約」「結露防止」「防音性向上」防犯性向上」等様々な効果を期待できます。

窓リノベには複数の種類があります。それぞれ効果が異なるため、窓リフォームの際はどれが適しているかよく検討しましょう。

 

内窓(二重窓)

内窓(二重窓)は、既存の窓の内側にもう一つの窓を取り付けて二重構造にするものです。外窓と内窓の間に空間ができることで、断熱効果が高まり、室内が外気の影響を受けにくくなります。その結果、より快適な室内環境を実現できます。

さらに、屋外と室内の温度差が緩和され、結露防止にも効果的です。また、防音や防犯の機能も向上します。内窓を追加するだけでこれらの効果が得られるため、複数の改善を求める場合には特におすすめです。

樹脂サッシ

樹脂サッシは、フレームに塩化ビニール樹脂を使用した窓です。この素材は断熱性と気密性に優れており、特に寒冷地での使用に適しています。樹脂サッシを採用することで、外気の影響を抑え、室内の空気を効率的に保つことができます。

また、樹脂サッシは結露防止や防音効果も期待できるため、快適な住環境を維持するのに役立ちます。

断熱ガラス

断熱ガラスは、熱の移動を防ぐ特性を持つガラスです。複数のガラスの間に空気やガスを閉じ込めることで断熱効果を高めています。このため、複層ガラスやペアガラスとも呼ばれます。

断熱ガラスを窓リフォームに取り入れると、省エネ効果や冷暖房費の節約が期待でき、結露防止にも役立ちます。さらに、紫外線対策としても効果的です。ガラス自体が紫外線を通しにくい特性を持っているため、断熱ガラスはより高い紫外線カット効果を発揮します。

窓の増設

窓リフォームには既存の窓の改修だけでなく、新しい窓の増設も含まれます。例えば、部屋が暗い場合や風通しが悪い場合、窓を増設することでこれらの問題を解決できる可能性があります。

窓を増やすことで採光性が向上し、部屋が明るく開放的になります。また、風通しが良くなり、換気がしやすくなります。ただし、希望する場所に窓を設置できるかどうかは建物の構造に依存するため、事前に確認が必要です。希望通りに窓を増設できない場合もあるので注意しましょう。

先進的窓リノベ事業

「先進的窓リノベ2024事業」は、環境省が提供する補助金で、正式名称は「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」です。この補助金は断熱窓への改修を促進するために設けられ、一戸あたり5万円から最大200万円まで利用可能です。窓やドアのリフォームにかかる費用を軽減する仕組みで、補助率は50%に設定されています。

たとえば、400万円の工事費用の場合、最大で200万円の補助が受けられます。窓のリフォーム費用は選択する窓の種類や施工業者によって異なるため、まずは希望する窓工事の費用を確認することが重要です。これにより、利用できる補助金の額も具体的にイメージしやすくなります。

この補助金を活用することで、断熱性能の高い窓への改修がしやすくなり、住宅の省エネとCO2削減に貢献することができます。リフォームを検討中の方は、ぜひこの制度を活用して、環境に優しく快適な住まいを実現してください。

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